障害を持つ方と接して学ぶこと

健康

こんばんは。障害を持つ方が困った様子をされている時どうされていますか?
私はどうすれば良いのかわからずに困ったりすることが多かったのですが、最近、障害を持つ方と接する機会が多くなりまして、落ち着いて対応するために講習や勉強を進めています。
障害をお持ちの方と接する中で、自分自身学んだことについて書きたいと思います。

自分を知ること

障害を持つ方と接していて感じるのは、自分に何ができて何ができないのかについて明確に理解され、それをきちんと言語化して周りに伝えることに長けていることです。過去に障害を受け入れるにあたって苦労された経験や、障害を理解されずに困った経験などを乗り越えた結果として身に着けたことだと推察しますが、これは全員にとっても大事なことだと感じます。多くの人は、自分の受け入れたくない部分や弱み等、見たくない現実から目を背けようとして、意外と自分の正しい認知ができていないで、周りの人に迷惑をかけたり、あらぬ衝突を招いたりすることがあります。そういう意味では、障害の有無にかかわらず、この自分に何ができて何ができないのかについての理解とそれを周りにも知る努力というのが必要だなと痛感させられました。

出来ることに着目する

自分の特徴を理解したうえで、障害を持つ方は自分にできることに着目しており、特に秀でた能力をお持ちの方が多くいます。私が驚いたのは、視覚障害(全盲)をお持ちの方で、私が口頭で電話番号を1回伝えて後ほど改めて連絡しますねと言った後、私が改めて連絡する前に早速口頭で伝えた電話先へかけていました。他にもマルチタスクが苦手な一方で、集中力がとてつもなく高い方など、できる領域については極めて高い能力を発揮しています。私も何となくあれは得意だなとか、苦手だなという意識はありますが、日々苦手なものを改善しようとするあまり、得意なこともそこまで突き抜けていないという意味でもっと自分の出来ることに着目して極限に伸ばすという発想を持った方が良いなと考えさせられます。

競争軸をずらすこと

最後に、自身の障害を持っていることで多くの人とは違う軸を持っていることです。
同調圧力の強い日本では障害をお持ちの方は生きずらい側面は多くあると感じていますが、一方で多くの人とは違う視点で社会を見る力や強みを持っています。例えば、車いすで普段生活されている人は、駅や街中で感じる移動のしにくさなど、社会の負の部分に気が付きやすく、その一つ一つを変えていくことによって多くの人にとっても生活しやすい社会に繋がっていくように感じます。
そういう意味で、同調圧力の強い日本だからこそ、皆が当たり前と思っている行動やあり方からあえて一歩離れた行動や選択をして多くの人と競争軸をずらして戦うことって価値があることだなと感じています。
まず自分を知り、自分にできることに着目してとことん伸ばし、他の人とは違う競争軸で戦っていくことというのは改めて考えている今日この頃です。
それでは。

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