育休を1年間取得すると伝えた時の実際の周りのリアクション

男性育休

育休を取得すると伝えた時の実際の周りのリアクション

男性育休を1年間取得すると決めるまでに色々と周りのリアクションを気にして右往左往していましたが、実際に取得すると伝えた時にどうだったか?
結論を申し上げると、周りの反応は大きく二つ。大きくは「えっ、長すぎない?」というネガパターンと「良いじゃん、頑張ってね!」のポジパターンの二つで、これが概ね7対3くらいでしょうか。
どうやらヒトは通常の想定より大きなことを受け取る場合、当初のリアクションとしてはネガに向くことが多いようです。ただ、ヒトは慣性の生き物である以上当然のこととも思えますし、最終的には自分の人生は自分が責任を取らねばならない以上、あまり気にし過ぎてもいけません。私の場合は、もうなるようにしかならんと、決める前に腹決めをしていたので、周りの反応を受け止めつつも何か心が揺らぐということはありませんでした。

「えっ、長すぎない?」パターンの人たち

「えっ、長すぎない?」パターンの人たちは、想像に難くなくて基本的には男性で、上司や同僚、大学・高校の友人達が多かったです。
暗に長すぎない?と言われなくても、その期間もったいなくない?、仕事どうすんの?、育児に夫婦2人も必要?などの多くのコメントをもらいました。これまでの日本での価値観を前提とするとこれが普通かなと思うので、これに対して私はそうだよねと受け止めつつも、自分自身の考えはほどほどにこれから社会で求められる育児の向き合い方や女性活躍のような大きな文脈をいわば武器に乗り越えました。これまでの常識を変えるには一人の行動では小さすぎますが、その小さな一人ひとりの行動が変わることで人の認知が徐々に変容し、男性育休のような制度も社会で受け入れられるような気がしています。

「良いじゃん、頑張ってね!」パターンの人たち

「良いじゃん、頑張ってね!」パターンの人たちの9割は働くママさん達でした。女性に育児負荷が相対的に多くなりながらも共働きで働くママさんたちはその苦労を人一倍感じており、この男性育休制度をフックにした社会風潮の変化を期待しているように感じました。同僚のママさんたちの声に非常に私自身は助けられましたし、背中を押してもらいましたが、同時に社会的に女性に過度に負荷がかかっているんだなというのを身に染みて感じた次第です。女性活躍とは簡単に言うけれど、それを実現するためには、日本に根付いた社会風潮や文化や価値観から大きく変える必要性も感じた次第です。

周りの反応を受けて思ったこと

結局のところ、男性育休を1年間取得するといった際の周りの反応はそれぞれが持つ価値観とフィットしているのかいないのかによってネガポジが決まっていました。つまり、現実問題として職場としては業務負荷が増えること、個人としては仕事のキャリアをお休みしなければならないことなどを鑑みても、1年の男性育休は必要だよね!という価値観を真に捉えてポジティブに考えているのは大体3割くらいということでしょう。
このことを通じて、男性育休に限らず、自分の考えをもって何か他の人と違ったことをしようとする場合、他人のネガ反応は批判と捉えずにどのくらい独自性のある考えで行動できているかを測るリトマス試験紙だと思って、よしよしこれは独自性があるぞと思って行動にむしろ自信を持った方が良いのかもしれません。

まとめ

ということで、男性育休制度を1年間取得するとなると、それはこれまでの日本では一般的にではないので残念ながら周りからはどちらかというとネガが多い結果ではありました。しかしながら、一般的でないが故に、自分の考えをもって行動するに際してはその独自性が際立ちますし、必要な行動には必ずそれをポジに捉えて応援してくれる人も少なからずいることを思い、腹決めして行動することが大事な気がします。

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