なぜ男性育休1年間を取ったのか?

男性育休

男性取得を取ったわけ

男性育休を1年間取得してみました。
なぜ男性育休を1年間とってみたか?
結論を申し上げると、少子化が叫ばれている中で国の制度として男性育休を整えているのに誰もなかなか取れないのはなぜなのか?
この類のものはロジックだけで考えるだけでなく、実際に経験を通じて出ないとその課題や重要性は絶対にわからないと思ったので、自分がとってみようと考え、自分のキャリア変化も含めてシェアしようと考えました。

①なぜ日本で男性育休を長期で取りづらいのか?

現政権において少子化に力を入れていくということが叫ばれており、男性育休の取得推進も進められている一方で、その取得率やその期間は限られている現状にあります。長期男性育休にあたっては、私もそれを上司や会社に告げる中での心理的な難しさや金銭面でも不安など非常に感じながらもえいやっ!で取ったので痛感したのですが、その決断から実行、取得期間の葛藤などそれぞれの局面での心理的な困難さがあるだろうと感じています。このあたりを検証することで男性育休における可能性やその有効性なども見えてくるのではないかと思っていますし、社会を変える気付きにもつながるのではと思っています。

②人生のキャリアは仕事だけ?

キャリアという側面だと多くの人はキャリア=仕事と捉えがちです。一方で、もっと俯瞰して人生のキャリアで考えると、ヒトが持つキャリアの役割は仕事だけでなく、家庭の一員として、地域の一員として等、様々な側面を持っています。特に、家庭人としてのキャリアの役割が子が生まれることによって大きく変わる、この変化に対して深く自覚し役割を果たしていくためには、男性はこのキャリア変化に向き合う時間を創ったほうが良いのではと考えました。人間は慣性の生き物なので、ついつい仕事のキャリアだけを追求しがちになりますが、人生最期の時になったときに何が大切だと思うか、或いは何と向き合っておくべきだったかと一歩立ち止まって考えたときに、子供と向き合う時間を取るという選択を取ってみるというのは私にとってはよい選択と捉えました。年齢的な視点でも子供を持つことはこれが最後であろうということも個人的に最後の一押しとなった背景です。

③今までと違う視点を持てないか?

人生のキャリアと偉そうなことを言っておきながら、個人的にはどちからというとこれまで仕事一辺倒に過ごしてきた感があり、仕事を起点としてものの見方が強くこれまでを過ごしてきてしまっていました。そういう意味で、男性育休を取得して、仕事を休んで子を育てる親として社会を見たときによりこんな社会になると良いかなとか、より生活が良くできるかなとかこれまでとは違った視点で社会を見られるようになれたら良いなと思いました。これまでの生活とは違う軸で物事や生活をしていくことでより多面的な社会の理解を得られればなと思っています。

まとめ

ということで、男性育休制度を整えているのに誰もなかなか取れないのはなぜなのか?この類のものはロジックだけで考えるだけでなく、実際に経験を通じて出ないとその課題や重要性は絶対にわからないと思ったので、ある種のキャリア実験ともいえる男性育休の中での気づきを今後シェアしていきたいと思います。

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